おすすめのペンタブレットの選び方

ペンタブレット(ペンタブ)はパソコン本体にUSBケーブルで繋げて、イラストや文章を制作できるデジタル機器です。最近では価格が安いものが多くなり、デジタルイラスト制作を始める方が増えてきました。

ペンタブレットの価格は数千円~数万円と、ペンタブのランクによって価格差があるので、使う目的や予算に合わせて選んでみましょう。

板タブレットと液晶タブレットの違い

はじめにペンタブレットには板タブレット液晶タブレットがあります。

■板タブレット

板ペンタブレットは、タブレットに描いたものが、モニターに反映されるものです。

描くときはタブレットではなく、モニターを見ながら描くので、アナログで紙を使って絵を描いているなら、少し戸惑うかもしれません。

■液晶ペンタブレット


反対に、〔液晶ペンタブレット〕はアナログのように直接画面に描けるものになります。アナログと同じように描きたい方に向いています。ただし、液タブは板タブよりも価格が高いです。

どちらを使う方がいいかは、描き手によりますが、下記では一般的な板タブについて解説していきます。

液タブに関しては「液晶ペンタブレットの選び方」の記事を参照してみてください。

マウスよりもペンタブレットの方が線も綺麗に描ける!

マウスを使ってペイントソフトを利用する人もいると思いますが、線を上手に描けなくて苦労しているかもしれません。

うまく線を描けない場合、ペンタブレットを使った方が上手に線をひく事ができます。マウスだと直線や曲線を引くのはとても時間が掛かりますし、とても難しいです。その為、デジタルイラスト制作するならペンタブをおすすめします。

上の写真は、同じ設定でペンタブとマウスを使って線を引いてみました。比較してみると違いがわかると思います。

お絵かきソフトやペンタブの設定で、鉛筆や筆の質をカスタマイズできるのでマウスでは再現できない線を引くことができます。鉛筆で紙に描くような線を表現したい場合はペンタブが向いています。

■他のペンタブレットのメリット
・筆圧感知があるので、ペンの筆圧による力加減で線を調整できる
・ペンの設定を細かくカスタマイズできる
・イラストだけではなく、手書きの文章や、年賀状作成にも向いている
・マウスよりも早くイラストや文章を制作できる

ペンの読取可能範囲

板タブは、読取可能範囲に描いたものがディスプレイに反映されます。

読み取り可能範囲とは、タブレット本体のペンが反応する部分を指します。この反応する範囲はペンタブの大きさや、製品によって異なりますので、チェックしておきたい項目です。ただし、メーカーが変わってもペン操作の違いはありません。

板ペンタブは、アナログで絵を描くのとは違い、紙を見ながら描くわけではないので、はじめてペンタブを触る人は若干、操作が難しいこともありますが、少し練習したらすぐに慣れると思います。

個人差がありますが、私は毎日お絵かきして大体1、2週間で慣れました。描く量が多い人なら数日で慣れると思います。

どちらかというと、ペイントソフトの用語や操作方法の方が難しく感じるかもしれませんが、お絵かきソフトは、基本的な操作さえ覚えてしまえば、簡単なので安心してくださいね。

筆圧レベルについて

ペンタブの製品情報のなかに、筆圧レベルと表記されていることがあります。筆圧レベルとは、ペンの読み取り性能の数値になります。数値が高いと、微妙な線の強弱を付けやすくなるので、筆圧レベルは高いほうがいいと言えます。

この筆圧レベルはランクの高いペンタブほど、基本的に数値は高くなります。その為、最初にランクの高いペンタブを使うと、値段の安いペンタブの性能に満足できなくなる可能性もあります。

ですが、筆圧は各ユーザーの感覚的による部分が大きく、違いを実感できるかは人によって変わってくると思います。

ペンタブレット製品でよく見られる筆圧レベルとして、1024レベル~2048があります。その他、2017年モデルのワコムペンタブレットの〔PTH-660/K0〕は8192の筆圧レベルになっています。

ペンタブレットのサイズの選び方

ペンタブを選ぶときに重要になってくるのが、サイズです。大きさの違いによっては、描きづらさを感じることもあります。

私もはじめて選ぶときには頭を悩ませました…実物を見て触ってもらったほうがいいかもしれませんが、通販を利用する人も多いと思うので感想を交えて説明します。

ペンタブサイズの違い

SサイズとMサイズ以外にもさらに大きいLサイズがありますが、ここでは一般的な大きさのSとMサイズのポイントを書きました。

ペンタブレットの目安

Sサイズ
描くスペースは横にしたハガキと同じくらいの大きさです。Mサイズと比べると一回りほど小さいです。持ち運びや置くスペース的にはSサイズ!
手首の振りを使ってイラストを描いている人におすすめなサイズです。

Mサイズ
描くスペースはハガキを縦に二枚置いて少しスペースが空くくらい。Sサイズと比べると一回り大きいですが、手が大きめな人にも使いやすいです。
腕の振りを使ってイラストを描いている人に向いています。

その他、モニターサイズに合わせて選んでみてもいいと思いますが、個人的には腕と手首の使い方によってサイズを決めた方がいいと感じています。

ペンタブ製品に外形寸法が書かれているので、机(作業台)に合わせて幅や高さを測っておくことをおすすめします。

※描きづらさを感じる線は、ペンタブレットや手首を回転させるのではなく、お絵描きソフトの回転機能などを使うと簡単になります。

サイズや性能による値段の違い

サイズや性能によって値段は変わってきます。SサイズとMサイズでは数千円ほど価格差があるので、予算と相談しながら決めましょう。

ペンタブ製品によってはLサイズもありますが、基本的にS/Mサイズから選んだほうがいいでしょう。

気をつける点としては、同じSサイズ表記の製品でもメーカーによって大きさが違います。価格だけでサイズを判断しないようにしましょう。

タッチパネルについて

製品にはタッチパネル(マルチタッチ)機能が付いている場合があります。

タッチ機能とはスマホ操作を思い浮かべてみるとわかりやすいと思います。タッチパネルが付いているものだと、機能なしと比べると値段も高いことがあるので選ぶときに気をつけましょう。

※タッチ機能が付いているものでもオプションでOFFにできます。

電子ペンの説明

ペンタブのペンは鉛筆、シャープペン、ボールペンより少し太めです。ペンの先に専用の芯を付けて描くことになります。


デジタルで使うペンには、ショートカットボタンがついていてるので、ボタンの位置を考えて持つ工夫が必要です。ペンのボタンは設定で、押しても反応しないようにすることができます。

■ペンの充電について

ワコムのペンタブレットの場合、ペン入力に充電を必要としませんが、他メーカーの場合はペンを充電しないと使えない場合があります。

充電時間はよほどのことがない限り気にならないと思いますが、お絵かき作業は長時間することがほとんどなので、気になる場合は、ワコム製品や、充電がいらないメーカー製品を選んだ方がいいと思います。

ペンタブレットの消耗品

デジタルもアナログと同じように消耗品がいくつかあります。その1つがペンタブレットの「」です。芯は力加減によりますが、摩擦により削れていきます。

ワコムのペンタブだと最初に何本か付属しています。なくなったら別売りで芯のみ販売されていますので、そちらを利用してみてください。

ペンの替え芯

他にも高価なペンタブレットの中には、タブレットについているオーバーレイシートの交換が必要になったりします。ただ交換は必須というわけではないので、1度も交換せず使っている方も多いです。

ペンタブレットのコードレス

タブレット(本体)についているケーブルの位置は、ペンタブレットによって若干異なります。大体左側についていることが多いですが、本体によっては右側に付いていることがあります。

パソコンの本体位置により、線が邪魔になってしまうなら、別売りの〔ワイヤレスキット〕で、USBケーブルなしで使えます。他にも、ワイヤレスで使えるペンタブレット製品もあります。

ペンタブレットのメーカーの選び方

最近のペンタブレットは低価格なものが多く手軽にお絵かきを始められます。ですが、製品やメーカーにより、使い勝手が違うので、慎重に選んでいきましょう。

ペンタブを販売しているメーカーはとても少ないので、選べるメーカーも限られてきます。

その中でも有名なのが、Wacom(ワコム)から販売されている製品で、WACOMのペンタブを使っている人が、全体の7割~8割と言われています。その他のペンタブレットメーカーとしてはHuion、XP-PENなどがあります。

製品モデルによりますが、同サイズで数千円しか価格差もないので好みによります。

実際に、どのペンタブレットが合っているか触れてみるまで、わかりづらいですが、ネット通販で購入するときには常に製品の評価を見てから購入しましょう。

メーカーでペンタブを選ぶ場合は、「ワコムと他ペンタブレットメーカーの比較」を参照してみてくださいね。

ワコムと他のメーカーどちらがおすすめ?

予算がなく、安いペンタブを探している方は、XP-PENやHUIONを選んでみてもいいと思いますが、ワコムの一番値段の安いペンタブも、他社のペンタブと数千円しか変わりません。個人的には数千円の差なら、ワコムを選んだ方がいいと感じます。

本格的に絵を描いている方や、プロのイラストレーターはワコム製品を使っていることが多いです。お絵かきソフトもワコム製品に合わせて制作されている場合が多いので、ワコムを選ぶメリットは高いと感じます。

価格の安いペンタブについて

価格の安いペンタブは、人によってはデメリットに感じる部分が結構あります。以下ではいくつか理由をあげてみました。

値段の安いペンタブのデメリット
・付属ソフトが付いていない場合が多い
・マニュアルが日本語じゃない
・販売中止になる可能性が高い(プリンストンなど)
・本体のショートカットキーが少ない

値段の安いペンタブのデメリットを並べてしまいましたが、使う用途によっては安いペンタブの方がいい場合もあります。

例えば、ちょっとした手書き文章作成や、ラクガキ、簡単な画像修正用するなら、人によっては安いペンタブの方が予算を抑えられるのでお得です。

おすすめのペンタブレット

人それぞれ好みが違いますので、おすすめのペンタブレットをあげるのは難しいですが、付属ソフトや価格を見比べると使いたいものが見つかると思います。

Intuosシリーズ

ワコムのペンタブレットでは、価格の安いIntuosシリーズがあります。はじめてお絵かきする人にも使いやすいと思います。

他にもランクアップした筆圧感知が高く、ファンクションキー数が多いIntuos Proシリーズもあります。パッケージの内容、モデル名は販売時期によって変更されることがあるので注意。

値段はペンタブの大きさによっても、だいぶ変わるので購入する際は気をつけましょう。

関連「2017年おすすめのワコムペンタブレット

HUION

HUIONのペンタブレットは価格が安いです。最近はプリンストン製品が販売終了したものが多いので、安いペンタブレットを探しているのならHUIONも選択肢の1つです。対応OSは7以降なら問題なく使えます。

安いモデルでも筆圧レベルが高いです。その他、液晶ペンタブレットも安価で販売されています。

・XP-PEN

XP-PENペンタブレットもHUIONと同じく、低価格で、筆圧レベルが高いペンタブを販売しているメーカーです。

上位モデルや液晶ペンタブレットもワコムと比べると安いので、これからお絵かきをする人の入門としてはいいと思います。

性能の良いペンタブレットについて

ワコムのペンタブレットの安い製品と高い製品の違いとして、上位版のProなどはファンクションキーの数が多い、筆圧レベルが高い、オーバーレイシート(読み取り可能部分に貼るシート)が付属しているので、少し価格は高いです。

2017年モデルPTH-660/K0 2014年モデルPTH-651/K1
サイズ:M/L サイズ:S/M/L
筆圧レベル8192 筆圧レベル2048
OS:Windows7以降、最新のSP適用
Mac OS 10.10以降
OS:Win8/7(SP1以降)/Vista(SP2以降)
Mac OSX10.6.8以降

参考:ワコムペンタブレット

筆圧レベルに関してですが、数値が高くなっても差を感じない人は多いので、筆圧レベルが高い製品に拘る必要はないと思います。

ペンタブがはじめてなら実感しにくい部分だと思うので、お絵かき初心者のうちは最初から上位版を購入するよりも、安価なペンタブレットに触れてみた方がいいと思います。

デジタルでお絵かきを続けられそうなら、上位版に切り替えてみることをおすすめします。

ただし、高い製品はそれなりに理由があり、実際に使ってみると性能の違いがわかると思います。性能の高いペンタブを使ってしまうと、価格の安い製品に戻れなくなる人も多いです。

ワコムのペンタブ上位版は初心者の方よりも、中級者~上級者、本格的なイラスト制作をしたい方向けの製品です。

ペイントソフト(お絵かきソフト)の選び方

ペンタブレットを選んだら、ペイントソフトを選びましょう!ペンタブ自体にもソフトが付属している場合がありますが、簡易的な機能しかなかったり、使いづらかったりする場合があります。

なので、別のペイントソフトをダウンロードをした方が使いやすいかもしれません。

無料のお絵かきソフトでも機能が充実しているものは多いので、いくつか使用してみて、1番使いやすいものを選んでみてください。

無料お絵かきソフトのまとめ

・有料と無料お絵かきソフトの比較