キャラクターの髪の描き方
キャラクターの髪の部分って顔を描く以上に難しいかもしれません。
今回は少しでも、髪の部分を描きやすくするためのポイントをまとめてみました。
よかったら参考にしてみてくださいね!
髪はつむじや生え際を把握すること
まずこのイラストを見てください。自分の髪を見てもいいかもしれません。
髪の流れはどこからきていますか?
自分の髪を見るとよくわかるのですが、必ず生え際が存在しています。
そして髪の頂点から、髪が下に流れています。
まずはこの部分を意識して線を引いてみましょう。
特につむじと前髪の生え際に気をつけたいですね。
最初のアタリで印を付けておくと描きやすくなると思います。
※キャラクターによっては当てはまらない場合があります。
髪を描くときには上から下へ長い線で描くことを意識します。
一回の長い線で描けないときには、2回くらいに分けて線を引くと良いと思います。
このときに生え際と頂点は忘れないようにしたいですね!
デジタルイラストの強みは修正が楽なことなので、
はみだした線はあとで消しゴムで丁寧に消します。
髪の束は均等にしないように気をつける
髪を描くときは「一束」(ひとたば)と考えるといいです。
この一束が重なって髪の毛になっています。
髪の束を見てみると、外側の束が細い方がふんわりします。
どうしても髪を均等に描いてしまうと髪のボリュームも重くなってしまいます。
私も昔の絵を見ると髪がほとんど同じ大きさと長さになってました。
まばらにしてあげることでより髪の毛らしくなります。
この図のように、髪をまばらにしてあげると、重くなりません。
ずっしりとした束になってしまうときには、意識するだけでこのように軽くできます。
前髪を描くときのポイント
前髪のサイドが難しいときは、最初からサイド(横)を付け足して描いてあげるといいかもです。
私はこのサイドの部分がどうしてもうまく描けませんでした。
髪の毛で一番難しく感じたのがこの部分です。
補足:髪のイメージの捉え方
髪の毛はリボンを意識しよう
髪の毛はリボンのイメージに近いです。
私は初心者の頃、リボンを手に持ちながら描いてました。
髪は上から流れていることがわかると思います。
どこから流れているかを考えてみると迷わず線を引けます。
手首の振りは上から下が描きやすいと思うので、
お絵かきソフトの回転や拡大を活用するといいですよ!
なんとなく理解するだけで良いと思います。
完全にリボンと同じなわけではなく、あくまでイメージです。
髪は柔らかさがあるので、その辺も意識すると良いですね。
髪の太い束と細い束を考えてみよう!
髪の毛は束をまばらに、外側を細くするとふんわり柔らかいイラストに見えます。
逆に束が揃ってしまうと硬い髪になってしまいます。
まばらに細い毛や太い毛をつけてあげるとリアルな髪らしいですね!
描いているうちにだんだん感覚がつかめると思うので、長い髪で練習してみましょう!
短い髪よりも、長いロングの髪の方が流れをつかみやすいと思います。
最初は太い束で髪を描き、その後細い束を付け足してあげる感じが良いと思います。
二本を一組と考えると描きやすくなりませんか?
好きなイラストレーターさんが描く髪を見るのも良いと思います。
描けば描くほど上達していくと思うので、頑張ってください。
まとめ・髪の毛の流れがわかれば簡単に描ける
私は顔の比率はこう描く!髪はこう描く!体の骨格や筋肉の比率はこうなっている!
と言われるとなんだか難しく感じてしまいます。
なので、最初は「感覚的」で良いと思います。
需要なポイントとしては、上から下へ流れるように描く事を意識しましょう。
一回で描けない線は二回に分けて描く事と、
生え際と頂点からの流れで束を意識することは大切です。
髪の描き方に悩んでる人は多いと思いますが、描いてるうちに感覚がつかめます!
イラストを描いてるとコツがわかる瞬間が必ずきます。
たくさん描くことが一番のコツだと思うので、ぜひ髪の毛をいっぱい描きましょう!