アタリのコツ

実は私、最初の頃はラフ→清書(線画)で描いていました。
アタリは一切とっていませんでした。その結果、同じようなポーズになったり、
線のバランスが悪くなってしまいました。

アタリをとらない人も確かに居ますが、
アタリはイラストがうまくなってからもとったほうが良いと思います。
目安をつけるだけなので、難しく考える必要は全くないです!
今回はイラストを描くうえで欠かせないアタリのとりかたになります。

アタリを描くメリット

慣れないうちは必ずアタリをとることをおすすめします。
実はメリットはたくさんあります。

・立体的バランスをとりやすい
・ラフが描きやすくなる
・描きたい構図を決めやすい
・顔のバランスもよくなる(位置ずれが起こりにくい)
・キャンバスの大きさを把握しやすい
・アタリで様々なポーズがとりやすくなる

イラストがうまい人は体の構造を理解しての「アタリを描かない」だと思うので
もし描き始めたばかりならアタリを描くとバランスよく描けますよ!

アタリを描く前にまず想像しましょう!何を描きたいかイメージします。
イメージできたらアタリをとりましょう。

顔のアタリのコツ

ほとんどの人が顔からイラストを描き始めると思います。
アタリは難しく考えがちですが、まずなにをイラストにしたいのか考えることは大切です。
細かく描く必要ないのでブラシサイズは大きめで大丈夫です!

縦線と横線

アタリの線の位置

円は卵型を意識しています。
縦線は左右の顔の向き。縦線は鼻と口の位置でもあります。
横線は上下の顔の向きです。

顔の向き

アタリの向き一覧

線の位置を少しずらしてみるとこのようにアタリだけで顔の向きを表せます。

正面以外は角度のバランス次第で線の入り方も変わってきます。
右利きの人は右向きの顔が描きやすいと思います。

横顔のアタリと顔のバランス

顔ってとにかく難しいので練習あるのみです!
少しでも可愛い顔やかっこいい顔を描きたい人は多いと思いますが、
バランス良い比率を見つければきっとうまくなります!

正面顔の比率

顔のバランス

正面を向いた顔を左右対称にしたい場合同じ比率になるように考えます。

まず目の幅は同じ高さに保つことに気をつけます。
両目の間は大体一つ分目が入るくらいが良いと思います。

デジタルイラストは反転機能が付いているので
繰り返し確認してみてください。

つむじや生え際を考えると、ラフのときも楽になりますね!

横顔の比率

横顔の比率

横顔を考えるときにも目の比率は大切です。
描きづらいなと感じたら、目の中央線などを描き足してあげるとわかりやすいです。
鼻の位置なども線を引いとけばバランス良く描けます。

体のアタリはとにかく関節が重要

 

アタリ

体はとにかく、関節に気をつけてみましょう。
アタリは肉付けする前の骨組みだと思ってください。
ラフで細かく描くので大雑把でも大丈夫です!

上から順番に描いていくといいと思います。
胴を先に描いてから付け足していくとアタリも描きやすいです!

手のアタリについて

手のアタリ

手もアタリの段階では指のない大き目の手袋をイメージすると描きやすいです。
ラフで細かく描けばいいので、大体の位置だけアタリをとります。

手を描くときのコツは自分の手を見ることが一番いいです
わからなくなったら鏡を使って見ることをおすすめします!

お絵かきを始めたばかりはアタリをとる!

アタリは難しく考えなくても大丈夫です。
重要なのは関節位置、骨組み、バランスなので、好きなように描いてみてください。
描くほどアタリやバランスもうまくなるので、がんばってください!