顔のバランスがおかしいときの改善点

顔を描くときやっぱり、可愛く描きたい、かっこよく描きたいって思いますよね。
今回は主に顔を少しでもうまく見せるバランスのとりかたについてです。

顔がうまく見える方向とは

みなさんは絵を描くときに、顔の向きに気をつけて描いていますか?
意外と絵が上手く見えるコツは顔の向きに隠されていたりします。
何度も練習しているうちに自分が描きやすい角度が見つかると思います。

顔の向き

顔の角度はとても大切です。
正面の顔よりもななめ方向の顔から練習しましょう!
正面の顔は、高さ、角度、大きさを調節しないといけないので、
最初はななめ顔を練習した方がいいと思いました。

ゲームや漫画、イラストの表紙を見るとわかりますが、
正面を向いてる人物って意外と少ないです。
描き始めたばかりだと正面を向いたキャラクターをうまく魅せるのはとても難しいです。

顔の向き

反転して逆にしてみました。どうでしょうか?
個人によっては好みは変わってくると思います。

顔の向き関係を少し変えるだけでもいつもと違ったイラストになりますよね!
デジタルでは、反転機能を使うことでバランスをとりやすくなります。
崩れているなと思ったら反転を活用して整えてみてください。
全身を描くときもただの棒立ちになってしまわないように変化をつけましょう!

顔のバランスに違和感を感じたら鼻や口をチェック!

目がうまく描けた!と思ったけどなんかバランスが悪い!ってことありませんか?
なんかおかしいなと思ったら口や鼻の位置を確認してみましょう。

顔は目だけではなく、アゴ、口、目、眉などの位置で印象が変わります。

通常のイラスト

通常の顔のバランスはこんな感じになっています。
では鼻と口を少しだけずらしてみます。

口と鼻を少しずらしたイラスト

少し中央よりにしてみました。随分印象が変わりましたよね。
最近の絵では口と鼻は近めの方が、所謂萌え絵に近づくと思います。

目がずれていると思ったら鼻や顎の位置がおかしいことが多々あります。

最近のイラストの特徴は鼻や口を小さく描く

今風のイラストを描きたい!と思っても自分の絵柄に癖があると難しいですよね。
可愛い絵の特徴の一つとして、口は小さく鼻も小さくといった特徴があります。

目の高さ、口と鼻の間

青い矢印の幅は結構重要です。
口と鼻の間は広くするよりも、少し狭くした方が今時の可愛い絵に近づけると思います。
輪郭も面長よりも丸顔を意識することが大切です。

デジタルイラストだと位置も簡単に修正できるので、満足いくまで修正してみてください。

目の角度

目の高さは変わっていませんが、両方の目を見比べると、
このイラストでは右目が小さくなっています。
角度が違うので目の幅が変わっています。

横になればなるほど、目の幅は小さくなっていきます。
高さはほとんど変わりません。

少し意識してみるとバランスをとりやすくなります。

まとめ・顔は繰り返し描く事で自分の比率を知ることができる

よく位置のバランスが悪くなったときに目ばかり意識して修正してしまうと思いますが、
鼻と顎などの位置によって目もおかしく見えるときがあります。
個人的にその辺を意識するとバランスの良い顔が描けるかと思います。

それともう一つ重要なのが、ソフトの縮小を使って遠くからイラストを見ることです。
慣れてないうちは、描くときに目線が近くなりすぎていることがあります。
縮小して全体を見てみるとおかしい部分がわかるかもしれません。

顔を描くのが難しく感じるうちは好きなイラストや写真の模写をおすすめします。
いきなりオリジナルで描こうと思っても難しいと思います。
何枚もイラストや写真を見比べてみる事で自然と比率が決まってくると思います。
1枚描いただけじゃ何もつかめないと思うので何十枚、何百枚と描きましょう!