デジタルイラストの色の塗り方がわからない
線画は得意だけど、色塗りは苦手。そんな方々も多いはず。または、色塗りの方法がわからなくて、せっかく線画を描いたのに色を塗ってない人もいるのではないでしょうか。
イラストの色塗りの方法がわからない場合は、以下の方法で学んでみましょう!
・イラストレーターの絵を参考にする
・色の塗り方を解説している本を読む
・色塗りの上手な方に相談する
塗り方がわからないときには、独学で色々試しても上手くいかないことがほとんどなので、いくつか参考にできるものを用意した方が、色塗りのコツをつかむのも早いです。一番いいのは、絵が上手い人に、直接どんな色塗りをしているか見せてもらった方が参考になることが多いです。
個人的には、色塗りメイキングなどの講座を扱っているサイトを使うか、色の塗り方を解説している本で、基本的な塗り方を覚える方法をおすすめします。ただし、本の場合は選び方にもコツがあるので、いくつかポイントをお伝えしたいと思います。
色塗りの本を選ぶ前に
色の塗り方のどんなことで困っていますか?色の塗り方といっても、人それぞれ知りたい部分に違いがあると思います。例えば、ペイントソフトの操作方法がわからないから色を塗れない方、陰塗りの方法を知りたい方、アニメ塗りを覚えたい方、それぞれ目的が違ってくるので、選ぶべき本も変わってきます。
色塗り講座の本を選ぶときのポイント
最初に色塗りのどの項目が自分に当てはまるか、はっきりさせた方が選ぶときに迷わなくて済むと思います。
・基本的な色塗りを解説した初心者向けの本
・アニメ塗り、水彩塗り、厚塗りのメイキング本
・線画と色塗りどちらも載っている本
上記であげたのは、一例になります。色の塗り方を解説した本は、たくさんあるので、目的をしぼって選んだ方がいいと思います。というのも、私は何度か本を購入して失敗したことがあります。
お絵かき初心者はある程度練習しておこう!
よくある色塗りメイキングの本では、複数のイラストレーターが解説しているものがあります。本によっては、使用しているペイントソフトが、ばらばらになっていて、ペイントソフトの操作がわからない初心者だと理解するのに時間が掛かるかもしれません。メイキングを理解するためには、ある程度、ペイントソフトの知識と、基本的な色塗りの知識が必要になります。
色塗りの練習方法としてはイラストをトレースして、参考となるイラストの色を見ながら塗ってみたり、簡単な線画を描いて、陰がはっきり出やすいアニメ塗りを色塗りをしてみてもいいと思います。陰(影)の基本がわからない方は「影を塗るときの基本的なポイント」をよければ参考にしてみてください
ペイントツールごとの色塗りを解説している本
デジタルイラストだと、ペイントソフトによって、色塗りの操作手順が変わってくるので、最初の何もわからないうちは、ペイントソフトごとの本をおすすめします。操作しながらのメイキング(制作過程)が載っているので、初心者の方でもわかりやすく、色を塗ることができます。
ペイントツールSAI
ペイントツールSAIとは、有料お絵かきソフトの一つで、シンプルな基本画面で初心者にも描きやすく、長く愛用している方が多いペイントソフトです。
SAIスーパー彩色テクニック | ・色塗りに特化した本 ・アニメ塗り ・水彩塗り ・厚塗り ・ギャルゲ塗り |
|
SAI スーパーテクニック | ・ペイントツールSAIの操作方法 ・線画までの制作方法 ・アニメ塗り ・水彩塗り ・厚塗り |
CLIP STUDIO
CLIP STUDIO(クリスタ)とは、有料お絵かきソフトの一つで、イラストだけではなく、漫画制作もできるペイントソフトです。
デジタルイラストの「塗り」事典 |
色塗りに特化したメイキング書 |
|
CLIP STUDIO PAINT デジタルイラストテクニック | ・クリスタの使い方に特化 ・厚塗り ・アナログ塗り ・色塗りメイキングは少ない |
中級者以上向けの本
ペイントソフトの操作方法、アニメ塗りなどの基本的な色塗りをある程度理解している方におすすめです。基本的な絵の描き方、塗り方を理解していないと、難しく感じてしまいます。
CD付 デジタルイラスト 色塗りメイキング講座 | ・複数絵師による色塗りメイキング ・水彩塗り ・厚塗り ・テクスチャ ・光の表現など |
|
プロの絵師に学ぶキャラ塗り上達テクニック | ・複数絵師による色塗りメイキング ・ブラシ塗り ・水彩塗り ・厚塗り |
まとめ
線画を完成させたけど、色を塗っていない方はいますか?色塗りのメリットはたくさんあります。
・色を塗る事でイラストが映える
・線画が下手なときでも色塗りで絵がうまく見えることがある
・色塗りの仕方によって絵柄に変化をつけられる(アニメ塗り、厚塗り、水彩塗り)
・陰塗りすることで、平面な絵を立体的に見せることができる
線画はあまり上手く描けなくても、色塗りで挽回できることは結構多いです。色塗りが上手い人は絵がうまいといわれるくらい、とても大切作業といえます。もし、色塗りをしたことがないなら、ぜひ挑戦してみてください!