アタリってなに?
「アタリ」って知ってますか?
イラストレーターや漫画家さんの下絵などで見たことがあると思います。
こんな感じの顔に十字が入ってるやつです。
アタリとは簡単に言うと「目安の線」だと思ってください。
人物の絵のバランスがうまくとれないときなどはアタリを描いてみましょう。
アタリを描く前に、自分が描きたいポーズや構図を決めておくと楽です。
関節の位置や頭身の高さなど、大体の位置決めをしましょう!
キャンバスサイズは好きなものでOKです。
鉛筆のブラシサイズは大きめのものを使って描いた方がいいと思います。
※ここではペイントツールSAIを使っています。
アタリのとり方
アタリを描くときにポイントとして、関節を描いてあげるとわかりやすくなります。
目の位置や角度なども十字線で決めておきます。
肩、手首、肘などの関節を描き足していきます。
アタリの段階では多少雑に描いてしまっても構いません。
個人的には、バランスがとれているかが重要だと思っています。
続いて足のアタリも描きます。
足も手と同じように関節部分を描いておくとわかりやすいですね!
このアタリは大体五頭身くらいです。
自分の好きな頭身サイズでOKです!
デフォルト絵を描きたいなら、4~6頭身がおすすめです。
8頭身になるとバランスが悪くなったり、リアル寄りな絵になってしまいます。
ちなみに、肩から肘、肘から手首までは幅が大体一緒になっています。
意識することでバランスが変にならないで済みます。
赤い線の部分は大体同じ大きさになっています。
ちょっとした豆知識ですが、知っているのと知らないのではバランスのとりやすさが違います。
お絵かき初心者のころは、アタリをしっかり描く!
アタリにはルールはありません。
ラフスケッチする前の位置を目安にしたものです。
いきなりラフを描いてもいいですが、慣れてないなら必ずアタリを描いた方がいいと思います。
アタリを描くことで、バランスの良いラフ、線画に繋がります。
私はお絵かき初心者の頃、直接ラフを描いてましたが関節などがどうなってるのかわからなくなりました。
アタリをとることによって、線のバランスや体の構造を最小限に修正できます。
きっと後々役立つときがくるので、ぜひアタリの練習からしてみましょう。