人物と背景のパースの役割

パース」とは遠近法、透視図法の事です。

パースを一度理解できてしまえば、背景や複数人描くときに役立ちます。背景と人物に違和感を感じる人はパースを練習してみましょう!

パースのイメージをしてみよう!

パースを理解する前にひとつ想像してほしいことがあります。まず、「猫の目線」を想像してみてください。猫って人よりもずっと小さいですよね?地面が人よりも近く、ビルや建物も高く遠く感じます。想像力がある人はこれでなんとなくパースが理解できると思います。

わかればとても簡単!でもわかるまでが難しいんですよね。

想像しやすくするための画像なので、猫の位置など色々おかしい部分がありますがご了承ください。

パースとは「遠近法」や「透視図」と呼ばれています。この画像は消失点が三つあるので三点透視と言います。奥行きと横のラインを決めるための線だと思ってください。パースで背景と人物との位置を簡単にとることができます。さきほどの猫のことを思い出してみてください。建物の高いところは狭くなっていってます。猫に近いところは広くなっています。

遠くのものは小さく、近いものは大きくって感じでなんとなくイメージがつかめたらOKだと思います。パースはあくまで基準なので、あまり難しく考えなくて大丈夫ですよ!

パースの基本一点透視

この図は「一点透視」です。まず消失点ですが、平行に並んでいるものが、一点に集まる点です。

学校の廊下を思い浮かべるとわかりやすいですね!簡単にいうと手前が広く、奥が狭くなってます。つまり、一点透視は物の奥行きだけが、消失点に向かっているものを言います。なんとなく一点透視がわかったら、次が本番の二点透視です。

二点透視の遠近法

イラストで多く使われている「二点透視」です。物の奥行きと横のラインにパースを付けています。二つ消失点があるものが二点透視です。さきほどの一点透視は消失点が一つしかありませんでした。

 

消失点に近づくほど小さくなっていきます。人物でも同じように遠くなるほど小さく見えます。パースをとると物を置いたときに、違和感がなくなります。建物などを描くときも四角を並べていけば、正確に遠近感を出せます。

高さを決める三点透視

三点透視」です。さきほどの二点透視に高さが加わります。高さの消失点は必ず一つです。

 

この図のように人が入る箱を描けば、人物にもパースをつけられます。ビルや木など高さがあるものを描くとわかりやすいです。車や物なども人物と同じように箱に入れて練習するといいですね!パースをつかえば立体感や奥行きを出すのも簡単になります。

背景を上手く描くためには

人物と同じでとにかく考えて描く事だと思います。想像だけで描くのではなく、画像や写真などを参考にするといいですね。見るのと頭のなかで考えて描くのとでは上達する速度も違うので、必ず資料を用意した方がいいです。実生活のなかでもパースを考えてみると良いかもしれません。

私は写真や画像は興味があるものをストックして、あとから良いアイディアが思い浮かんだら背景の候補にしてます。何枚も何枚も練習することで、さきほどのパースにも慣れていくと思います。とにかく思い浮かんだら描くを繰り返して、背景を描くことに慣れることが上手くなるコツです。。

背景・パースの参考書

私は人物よりも背景が苦手だったので参考書などを見て描き方を勉強しました。本を見ながら描いてみると、わかりやすいと思います。日常生活で意識して景色を見るのもいいです。

今回のまとめ・パースで思う事

私はパースがわかるまですごく難しく思ってましたし、人から教えてもらってもよくわかりませんでした。上手なイラストを描くのにパースって必要なの?って思ってました。元々考えて絵を描くのが苦手だったので…

パースについての本も色々購入したのですが、中級者や上級者向けのものが多いです。「マンガでわかる キラとマリアの 背景が描きたい! 部屋・家具・建物編」はページ数は少ないですが、初心者がパースの基礎を学ぶなら良いと思いました。漫画での説明なので遠近法が難しいと感じている方や、文章だとわかりづらい人にも向いています。何より丁寧に解説されてるので、すっと頭のなかに入ってきました。上級者じゃなく初心者向けです。 

パースはわかればとても簡単なので、少しずつ練習して覚えていくといいですね。絵を描き始めたばかりの頃はパースをあまり難しく考えすぎないで、頭の片隅に置いておくくらいで良いと思います。