お絵かきマナーの考え方

今回のテーマは、絵描きのマナーに関することになります。最近よく見かけることをまとめました。

例えば…

・絵を勝手に使われた
・せっかく描いたのに感謝の言葉をもらえなかった
・イラストの悪口を言われた(下手だと言われた)
・著作権がわからない

などなど、いろんなところでお見かけします。では、さっそく絵に関するマナーについて考えていきたいと思います。

絵を利用する側のマナー

利用する側のマナーといえば、作者の許可なく、無断で使用しないことですよね。

個人的に楽しむなら問題ないのかもしれませんが、多くの人が利用しているサイトや、ブログ、SNSなどで公開してしまうとトラブルの原因になってしまいます。

最近では、SNSなどで画像も気軽に投稿できてしまうので、被害にあう方も多いようです。そのなかでも最も悪質なのが、他人のイラストを自分で描いた!という人もいることですね。果たしてこれは良いことなのでしょうか?

一生懸命何日もかけて描いたイラストが勝手に使われたら…全く見知らぬ人が自分の絵を「私が描いた」と公言していたら、きっと嬉しくないですよね。宣伝されて嬉しいという人もなかにはいるかもしれませんが、嫌な人が大多数だと思います。

■イラストを描くのにお金も時間も掛かってます。
例えば、一枚の絵を完成させるのに数時間~数十時間かけてる人もいます。もっと時間をかける人は数日~一週間かけることも珍しくありません。デジタルといえど作成ソフトだったり、ペンタブだったりお金もかかります。

上記でも言ったように無断使用はしないようにしましょう。絵を描いた人の気持ちを考えたら当然のことですよね。

著作権に気をつけることは自分を守ること

著作権をご存知でしょうか?作られた物や、絵には「著作権」というものがあります。簡単に説明しますと、本人の許可なく作品を使用することができない決まりのことです。

私たちが利用しているイラスト、CD、DVD、映画、ドラマ、漫画、文章にも著作権があります。許可なく無断で使用した場合には権利の侵害として、訴えられる可能性がでてきます。

無料で提供されている画像や絵のなかにも、利用規約などがあるので気をつけましょう。特に最近ではツイッターなどで無断使用されている画像を多くみかけます。多くの人が利用している場所では、それだけ見つかる可能性は高いです。

企業で使われているイラストで実際に個人が訴えられたケースもあります。

ルールを守るのは、全然難しいことではなく、「勝手に使わない」を守ってたら大丈夫です。どうしても使いたい場合は許可をもらってから気持ちよく使いましょう。

イラストは時間が掛かる!感謝の言葉を忘れないこと

よく絵を依頼される方々に多いみたいですが、せっかく描いてもお礼の言葉をもらえない…と嘆いている人を見かけます。インターネットという顔の見えない相手ですから、言葉にしないと何を考えてるのか読み取れません。

知り合いでもない初対面ならほとんど何もわかりませんよね。日常生活でも挨拶は基本だと思います。何かをしてもらったら、「ありがとう」の一言は忘れないようにしたいですね!

絵を描いた人もきっと依頼してくれた人のためを思って描いたはずです。絵を描いて!と頼まれるのはとても嬉しいことですよね。描いた絵に対価としてお金が絡んでくると違うかもしませんが、無償で描いてくれたのならしっかりお礼を言った方が、お互い気持ちの良い関係で終わるはずです。

絵を見るのは一瞬ですが、絵を描く時間が使われています。何かを与えてもらったら何かを返せと言っているわけではありません。お絵かきのマナーというか、人としてのマナーは大切です。

自分の絵を否定された場合

人の数だけ価値観は様々です。100人いたら100通りの描き方や、イラストがあります。それが絵の楽しいところだと思います。

お絵かき投稿サイトなどで、たまにアドバイスではなく、否定的な言葉だけをぶつけている方を見かけます。アドバイスなら、改善点を発見して、次に生かすことができますが、ただ否定的な言葉だけでは、言われた側は傷つくだけです。

一般的にあまり上手ではない絵だとしても、私はまだまだ成長できそうな絵ほど価値があると感じます。人に言われたから書かなくなってしまったり、絵が好きなのにやめてしまうのは本当にもったいないです。世の中、全部同じような絵だったら見る側もつまらないと思います。

個人的には絵の描き方にルールはないと思っています。極端に言うと、関節がはずれてたっていいし、デッサンが狂っていても構わないと思っています。真っ白い紙に思いのまま描けば、それだけで素敵なイラストだと思います。

もし、否定的な言葉を言われてしまったのなら、それは、1つの考え方なので気にしないようにしましょう。必ず自分の絵を気に入ってくれる方もいると思います。

ぜひ、あなたにしか描けない絵を制作してみてください!